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2011年08月17日

[雑事]うーん

なんか色々と余計なことをしてしまった模様……。

トラックバックが送れていないと思ったので、
ブログサービスを利用して同じ記事を転載したら
実はトラックバックはしっかり送れていたという罠が待っていた。

よって、二重トラバになってしまいました。申し訳ないです。

投稿者 むすてぃー : 03:17 | トラックバック

2011年08月16日

[音楽]私にとっての「人生に影響を与えた10曲」

 大臣先生が提唱してくれた企画に乗らせていただいて、書いてみたいと思います。

 自分の場合、特定の「楽曲」に影響を受けたというよりも、特定の「アーティスト」や「バンド」に影響を受けたり、学校の部活やバンド活動を通じて音楽的な影響を受けたり、仲間とのDTM作業を通じて影響を受けたり、ということが多かったので、「楽曲」単位で影響力の大きかったものは何かと思案するとなかなか10曲に絞れず、結構悩みました。10選に入らなかった曲のうちで自分への影響が大きいだろうと思われる曲のいくつかは、「10選から漏れたけど自分への影響が大きい曲」として、この記事のいちばん下にまとめております。

 僕は一応音師であり、そして物書きでもあるので、自分の評価基準や、自分が何を感じたのかというのを、自分の言葉できちんと文章化したいと考えています。もちろん、音楽の感動の中には言葉で表現できない部分もあります。しかし、だからといって「自分が感じたことを言葉に表す」ことをおろそかにはしたくないのです。稚拙な表現であったとしても、自分の言葉で伝えたい。それが、音師兼物書きである自分の考えです。
 そのため、このブログ記事はかなりの長文となってしまっております(5000文字以上)。長い文章を読むのが面倒な方は、曲名と「自分に与えた影響」という部分だけ読んでみてください。

 前置きが長くなってしまいました。すみません。とりあえず、現時点から振り返ってみて、自分の音楽観に影響を与えたのはこのへんの曲かな、というのをピックアップしてみましたので、もしよろしければご覧くださいませ。

 ※追記 1 8月17日: 何箇所か加筆。誤字脱字の修正。
 ※追記 2 8月19日: 文章加筆。YoutubeもしくはMuzieへのリンクを現時点で見つけた限りで追加。
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あなたにとって「自分の人生に影響を与えた10曲」は?


光田康典「クロノ・トリガー」
自分に与えた影響:自分の音楽観のうちの基礎的な部分を形成したこと
http://www.youtube.com/watch?v=1DI0Td13oW0

 僕がはじめて買ってもらったCDはクロノトリガーのサントラです。このサントラはCD3枚組なのですが、買ってもらってから1年間くらいは、日替わりで1枚ずつ、毎日聴いておりました。そして、毎日聴くだけでは飽き足らず、光田さんのライナーノーツを全文自由帳に書き写してました。暇だったんですね。ただ、当時の僕はそれくらい、このサントラにゾッコン(死語)だったのです。ゆえに、僕の音楽観の原点はこのサントラに収録された楽曲のすべてに集約されている、といっても過言ではありません。
 ただ、サントラ収録曲を全曲書き出すと10曲どころじゃなくなってしまうので(汗)、表題曲であるこの曲を、「人生に影響を与えた曲」の代表として選ばせていただきました。

河村隆一「Love is...」
自分に与えた影響:ヴォーカル、コード進行
http://www.youtube.com/watch?v=9XOzLRGxJdU

 僕の歌い方にいちばん影響を与えた人は2人ほどいるのですが、そのうちの1人が河村隆一です。自分が地声で出せる最高音がGの音になったのも、ヴィブラートができるようになったのも、ファルセットで歌えるようになったのも、かなりの割合で河村隆一の曲のお陰だったりします。
 この曲は、彼の楽曲の中でもとりわけよく自分が歌った曲です。当時はリア充な恋愛に強い憧れがあったので、こういうラブソングが格好良く歌えたらきっとモテるんだろうなぁ、という下心があったのですが、別にラブソングが歌えるようになったからといってモテることはなく、世の中の厳しさを思い知らされただけだったのでした。

L'Arc-en-Ciel「flower」
自分に与えた影響:ヴォーカル、楽曲の展開の仕方
http://www.youtube.com/watch?v=AvnpAcGXfpE

 僕の歌い方に影響を与えたもう1人は、ラルクのhydeです。ラルクは「バンドってかっこええ! 楽器できるってかっこええ!」と思わせてくれたバンドなので、僕の音楽観にもかなり影響を与えているのではないかと思います。「思います」というかそうです。特にこの曲は、邦楽の中でも1、2位を争うくらいに好きな曲で、何度も何度も聴いていましたし、カラオケでもしょっちゅう歌います。この曲の影響で僕はブルースハープを始めました。この曲で始めた割に、今でもうまくは吹けないですが。

グスターヴ・ホルスト「吹奏楽のための第一組曲」
自分に与えた影響:伴奏の組み方、オーケストレーション、クラシック音楽の基礎教養
http://www.youtube.com/watch?v=Eb7WHCzqb2A

 吹奏楽作品については、自分が演奏したことのある楽曲のすべてから影響を受けています。とりわけ、楽器の演奏法、オーケストレーション、各楽器の音域を知ることができたことなどは、吹奏楽作品の演奏を通じて自分が会得することのできた大きな財産です。
 その中でもいちばん自分が影響を受けているのは、多分この曲なのだと思います。この曲は、シャコンヌ、インテルメッツォ、マーチの3部からなる組曲であり、割と古典的な作風で、オーソドックスな作りになっています。ですが、オーソドックスな作りであるからこそ、自分が作曲や編曲を行う際には非常に参考になる部分が多かったです。

Weather Report「Birdland」
自分に与えた影響:ベース、ドラム、キーボード
http://www.youtube.com/watch?v=i8q6sR6yZCE

 この曲は、ジャコ・パストリアスという天才ベーシストのプレイを目当てに聴きました。案の定、この曲を聴いて、ベース演奏への認識はずいぶんと変わりました。中学時代に所属していた部活の顧問の先生からCDを借りて聴いていたのですが、その際に先生から「このバンドのベースは真似するなよ」と言われたのを覚えています。そもそも基礎がしっかりしていないとこんな演奏はできないので、とてもじゃないけど真似なんてできませんでしたが(まず、イントロのハーモニクス奏法ができなかった)。

The Beatles「Ticket to Ride」
自分に与えた影響:ドラム、意外性の表現
http://www.youtube.com/watch?v=d0dhJNxCxhk

 ビートルズの曲をはじめて聴いたのは中学生の頃です。ビートルズの楽曲の多様性にはかなり影響を受けましたが、とりわけこの曲は前奏〜Aメロでシンバルを全く使わないという、ちょっと特殊な演奏の仕方をしております。どうすれば意外性を表現できるかということを考える上で、非常にヒントをもらった曲です。

44 featuring mocca「Tibetan Yellow」
自分に与えた影響:伴奏の組み方、自分の音楽観のターニングポイント

 2003年にmuzieで出合った曲(より正確には、ある方のウェブ日記で紹介されていたことが出合ったきっかけ)ですが、今のところこの曲が、自分の人生の中でいちばんの影響を受けた曲です。もはや音楽観が変わったというよりも、人生が変わったと言っても過言ではないくらいに影響を受けました。
 この曲は元々44という名前で早川大地さん(東京エスムジカ、Sweet Vacationの人)が発表したインスト曲で、その曲に歌詞をつけて歌ったものがこれです。当時、早川さんはアマチュアだったのですが、「アマでもこんな曲が書けるのか!」と、すごく衝撃を受けたのを覚えています。特に衝撃を受けたのは、女性のツインヴォーカル、民族音楽的な要素を前面に出しているところ(とりわけ「声」を楽器のように使っているところ)、チベット語の歌詞が出てきたところ、ピアノの音遣い、などなど。
 ちなみにこの曲は、東京エスムジカの「月凪」という曲へと発展しました。「月凪」もいい曲です。

MOO「スイショウ」
自分に与えた影響:伴奏の組み方、ドラム、シンコペーション

 今は違う名前で活躍されているDTMerさんによる楽曲です。この曲はメロディも伴奏も秀逸で(というか彼の曲はどれも佳曲揃いだと思っていますが)、特にドラミング、中盤のシンコペーションは衝撃的でした。トリッキーで意外性のある楽曲を作りたいと思った時は、この曲を何度も聴いて、かなり勉強をさせてもらいました。
 彼の曲は、(この曲に限ったことではありませんが)楽曲の盛り上げ方と伴奏・リズムセッションの作り込みが非常に素晴らしく、この曲だけでなく他の曲も、聴いていてかなり勉強になりましたし、今でも音楽的な刺激を与えてくれています。

Deep Forest「Sweet Lullaby」
自分に与えた影響:伴奏の組み方、コード進行
http://www.youtube.com/watch?v=EqPK88PA8aE

 フランスの音楽ユニット・Deep Forestの楽曲です。44や東京エスムジカに影響を与えた音楽ユニットだと聞いて、よしそれじゃあ聴いてみようと思って聴いたのが最初です。
 声を楽器のように使う手法がとにかく印象的で、また伴奏の組み方のアイディアもこの曲(など)から得られるものは多く、楽曲制作の際には非常に参考になりました。

Chick Corea & Return to Forever「Spain」
自分に与えた影響:キーボード、ドラム、インプロヴィゼーション
http://www.youtube.com/watch?v=a_OEJ0wqt2g

 チック・コリアの曲との出合いは中学時代なのですが、この曲に出合ったのは実は大学に入ってからでした。キーボードのプレイが味のあるプレイで、なおかつ秀逸です。この楽曲からは、鍵盤楽器によるはねる感じのプレイ、ドラミング、即興演奏的なフレーズなどによってかなり影響を受けました。特に鍵盤の使い方については、僕にとって勉強になる部分がかなり多かったです。
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10選から漏れたけど自分への影響が大きい曲

天野正道「交響組曲第2番「GR」より」(1/3 2/3 3/3
The Beatles「Hey Jude
Deep Forest「Deep Forest
ジムノペディ「片道キャンドル」
保科洋「風紋
Jazztronik「七色
JUDY AND MARY「Over Drive
Ben E. King「Stand by Me
木ノ下ゆり「ぴ・ん・くの魔法」
MALICE MIZER「月下の夜想曲
Mr. Big「Green-Tinted 60s Mind
日本古謡「さくらさくら
Nirvana「Smells Like Teen Spirit
大嶋啓之「天路歴程
Louis Prima「Sing, Sing, Sing
Queen「Bohemian Rhapsody
坂本真綾 feat. steve conte「THE GARDEN OF EVERYTHING 〜電気ロケットに君をつれて〜
エリック・サティ「ジムノペディ」第1番 第2番 第3番
東京エスムジカ「邂逅」
ビル・ウィーラン「リバーダンス」
ウォン・ウィンツァン「エイジアン・シー
YMO「東風
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 こうして見てみると、僕が影響を受けた曲は、一見多種多様に見えるのですが、よく見ると結構偏っているように思えました。

 小学生の頃くらいまでに影響を受けた曲はメロディが耳に馴染みやすいような曲が自分に影響を与えた曲となっており、それ以降は、だんだんとメロディだけでなく、演奏がうまいとか、独創性が高いとか、伴奏の作り込みがすごい(結構重要)などといったことが、自分に影響を与えるかどうかの基準になっているような気がします(つまり、そういう曲ばかりに偏っている)。

 無論、伴奏の作り込みがシンプルな楽曲の中にも名曲は多く存在します。ただ、そういう曲を「好き」にはなっても、「音楽的な影響を受けたか」という観点ではどうかといわれれば、そんなに影響を受けていないような感があります(ビートルズの楽曲は例外です)。

 地域的に言っても、日本、アメリカ、あるいは西欧出身の音楽にばかり偏っていて、他地域の音楽にあまりちゃんと向き合えていないのだなぁ、というのを感じました。

 ただ、もし、自分の作る楽曲、あるいは自分の歌い方や楽器演奏に「オリジナリティ」なるものがあるのだとすれば、多分、そうした「偏り」が、僕の楽曲に「オリジナリティ」を与えてくれているのだろうと思います。

投稿者 むすてぃー : 22:11 | トラックバック